【書評】閃け!棋士に挑むコンピュータ 田中徹 難波美帆
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作成日時 : 2011/11/12 22:16
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「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」に引き続きコンピュータ将棋の話題ですが2010年の「あから2010 VS 清水市代女流王将」の書籍です。
プロ棋士vsコンピューター - 「あから2010」の威力を目撃してきた
ボナンザの時はパソコン相手でしたが今回はいわゆるスパコン相手(しかも複数ソフトの合議制)ということで興味があったのですが・・・実情は意外でした。
「激指」「GPS」「ボナンザ」「YSS」の4つの将棋ソフトの合議制(バックアップ+クラスタで計8ソフト)をとっています。
2010世界コンピュータ将棋選手権優勝の「激指」に傾斜配分した票の配分で以下の通り
バックアップPC
「激指」 2.9票
「GPS」 1.0票
「ボナンザ」 1.9票
「YSS」 1.9票
クラスタマシン
「激指」 0.1票
「GPS」 1.0票
「ボナンザ」 0.1票
「YSS」 0.1票
合計 9票
事前の準備不足とやらで実際のメインはバックアップで用意した4台のPCがメインというお粗末な結果となっています。
Intel Xeon 2.8GHz 4 cores× 109台 + Intel Xeon 2.4GHz 4 cores 60台の計169台のクラスタマシンはほとんど意味なかったようで残念な内容になってます。「あから2010」は「ディープブルー」ではなかったということです。
清水市代女流王将の方はかなりコンピュータ将棋を研究して挑戦したとのことで「どれだけコンピュータ将棋を研究してきたと思っているのですか」と感想戦で語っています。
コンピュータ側も清水市代女流王将用にチューニングはされたようです。
クラスタ等、並列処理のチューニングが進めばブレイクスルーがあるのかもしれません。
途中のAIやらロボットの話は蛇足でしたがNHKスペシャルを見ているような感じで最後まで楽しめました。


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